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ライブハウス訪問

duo music exchange

“本当の音”“最良の時間”を常に提供してくれる、大型ながら親和感のあるライブハウス「duo music exchange 」。今回はPAオペレーター・舞台監督の矢野さん、ブッキングの吉野さんにライブハウスでの仕事についてお話を聞きました。

■名前:矢野 忠邦
■担当:音響 / 舞台担当
■年齢:24歳
■出身:東京都

■名前:吉野 伸行
■担当:ブッキング / 運営担当
■年齢:27歳
■出身:静岡県

ブッキングからライブハウスが動き出す

−−まず、duo music exchangeに来る客層はどんな方が多いですか?

矢野:「若い人が中心のガンガンに盛り上がるライブイベントもあれば、70〜80年代に活躍したアーティストのライブをお酒や食事を楽しみながらゆったりと見る年配の方も大勢いらしてくれます。年齢層は10〜50代くらいとものすごく幅広いですね」

−−お二人の仕事の内容は?

矢野:「メインの担当は音響ですが、舞台まわりや楽器ケアの仕事もやりますし、イベント進行などの舞台監督的なことを担当する時もあります。音響の仕事としては、アーティストの演奏をPA 機器をとおしてスピーカーから出すわけですが、お客さんに最高の音を届けるのが仕事だと思っています。ジャンルによって音のまとめ方は異なってきますが、お客さんの「こんな感じで聴きたい」という音を提供できたらと思っています。また、舞台まわりの仕事は、アーティストとやり取りして演奏しやすい環境を作るというか、ライブをするにあたっての必要な状況を作るのが仕事です。僕はもともと音響として入社したのですが、徐々に仕事の幅も広がってきました。duoに入った頃は学校で勉強したことしか知りませんでしたが、仕事をしだして初めて学校の授業と仕事の違いを痛感しました。学校で習うことはもちろん重要なことばかりでしたが、リハーサルから本番・終演までの繰り返しを学校ではなかなか体験できませんからね。最初の頃はアーティストに教えてもらうこともたくさんありました」

−−吉野さんはブッキングとは具体的にどのようなお仕事ですか?

吉野:「はい。具体的にはプロモーターやアーティストの事務所から連絡があり、公演の日程を決めることです。その際に他のライブの仮押え日の状況を伝えたりして調整しスケジュールを確定するのが仕事です。ライブ当日は丸1日ライブハウスにいますよ。アーティストが11時に来てリハーサルが始まり、会場のセッティングをして、お客さんが入ってきてライブがスタートして、終わってから機材を運んでアーティストが帰る。その間、何かあった時にすぐ対応するのも仕事ですね。また、公演が決まるとチケットの販売のために、プレイガイドなどに公演情報を流したり、一般発売の前に先行発売をしたりと、営業活動のようなこともしますね。その他にもイベント専用のHPを制作したりホントにいろいろありますね。これらを3人のブッキング担当が、それぞれ1日平均5、6 件の問い合わせを受けながら運営しています。とにかくブッキングからライブハ ウスが動き出すという感じですね」

音を通してライブフロアが一体になる環境をめざす

−−お2人ともそれぞれに活躍されているようですが、duoに入られてどれくらいになりますか?

矢野:「5年目になります。実は学生の頃からアルバイトとして働いています。というのは、専門学校の卒業生が入った会社がduoの音響をしていて、 卒業生から先生を通じて声を掛けていただいたんです。専門学校での業界への入り方としてはこういうケースは多いと思います。専門学校はこうしたパイプができやすいのはメリットでしょうね」

吉野:「僕はduoに来て2年目です。その前はDVDのジャケットや冊子のデザインをやっていました。ライブハウスには以前から興味があったので、チャンスだと思って来たんです」

−−ズバリ楽しいですか?

吉野:「楽しいですね。(笑) とにかくいろんな人と知り合えるし、仕事の話はもちろんですが、親しくなってくると悩みなども相談できる関係になれるのは、ブッキングという仕事のおかげかなとも思いますね。でも、この仕事では細かい調整などがとても大事なんです。例えば出演アーティストがリハーサルをしている時に、別のアーティストや事務所の方の内覧時間をぶつけたりしないようにスケジュール調整するのは当然ですよね。外部スタッフがゾロゾロ見て回ると集中できないのでダメというアーティストもいますからね」

−−__音に直接関わる矢野さんとしてのやりがいはどんなところですか?

矢野:「アーティストに気持ち良く演奏してもらって、それを聴いたお客さんが喜んで、というようにステージとフロアをつなぐ役割として、会場が一体になれるように努めています。だから音が良かったというお客さんからの感想はとても嬉しいですし、とにかくお客さんがアーティストに集中して聴いている環境が作れたらベストですね」

目の前の仕事を一生懸命やれば、次のステップが見えてくる

--ところで「duo music exchange」の売りといえば何ですか?

矢野:「duoがスタートしてから5年目ですが、ここの売りはステージの高さなど空間的な広がりですね。そのせいか出演者とお客さんがいい意味で近くて、このサイズのライブハウスとしてはとても一体感があります。それと飲食も充実しているので、コンサートによってはテーブルで食べて飲んでゆっくりライブを味わうことができるのも大きな魅力です」

吉野:「duoの企画ライブがあります。“LEGEND OF ROCK”ではローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンのトリビュートバンドなどが出演します。しかもこのイベントは年齢層が高めで、僕の父親が来てるんじゃないかと思うほどです。(笑) 企画自体はブッキング担当から出したり、外部の人と話している時に出てくる時もあるしさまざまですね」

−−最後に読者へのメッセージをお願いします。

吉野:「僕自身は、これをやりたいというよりは流れに身を任せている感じです。音楽系の専門学校に入ってレコーディングや音楽ビジネスを勉強しましたが、たまたま卒業した専門学校から声を掛けていただき業界へ進みました。そこで音楽関係の人脈が広がりました。duoに入ったきっかけも、学校で一緒に働いていた先生の紹介だったんです。だから、音楽が好きで音楽の仕事に就きたいと思い続けて動けば、何かしらの仕事には就けると思います。そこで仕事をしていれば業界の人脈も広がるし、やりたいことも見つかってくると思います」

矢野:「この仕事はとにかくたくさんの音楽を聴くことが大事です。duoでは幅広い音楽ジャンルのアーティストが出演します。それぞれ出したい音が違うので、それを理解できないとダメですよね。僕自身は、高校・専門学校を通して漠然と音楽に携わる仕事をしたいと考えていて、明確なビジョンはありませんでした。でも目の前の仕事を一生懸命やっていれば必ず道は開けてくるし、次のステップも見えてくると思います。最近は、やりがいを感じさせてくれるこのduoに、何を還元できるかということを考えながら仕事する時期に入ってきたと思っています。その先にまた新しいステップがあるとがんばっています。スタッフ一同、大勢のお客さんにduoでのライブを楽しんでいただきたいと思ってがんばっているんで、これを読んでいる皆さんも是非一度「duo music exchange」に遊びにいらしてください!」

−−今日は長い時間ありがとうございました。

矢野・吉野:「こちらこそありがとうございました」

「duo music exchange 」ホームページアドレス
http://www.duomusicexchange.com/